1- エリア
F.その他
2- 所要時間
3時間まで
3- タイプ
B.仏像
4-出発地
A.近鉄奈良駅
人気度
今は奈良市大安寺町にひっそりと佇む『大安寺』は、奈良時代は『大官大寺』として15町(約8万坪)に及ぶ境内を持った大きなお寺でした。
このコースは、今に残る大安寺周辺の史蹟を訪ねて往時の面影をしのびます。ぜひお出かけください。
コースは一例です。
ご希望に沿って自由に設定できます。
■拝観料
大安寺:400円
※期間により料金が変わります。
コース番号 | ST-200 |
所要時間 | 約2時間 |
歩行距離 | 2.5km |
対象期間 | 年中 |
利用交通機関 | バス |
みどころ | 参考コース順路(一例です。) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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遺蹟やその要所に描かれている古代の伽藍配置図などをご覧になり、昔日の威容をしのんでいただきたいと思いますが、大安寺の歴史は概略次のようです。 |
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『大安寺伽藍縁起并流記資財帳』によれば、聖徳太子が額田部に建立した熊凝精舎が前身であると伝えられ、639年に百済の地に移って最初の官大寺として百済大寺と呼ばれました。その後673年に高市へ移され、677年に大官大寺と改称された後、716年に平城遷都に伴って現在地に移ってきました。この地では、722年に元明天皇の一周忌法要が行われたり、翌年には元正天皇が一切経千五百九十七巻を施入するなど、筆頭官寺としての役目を果たしていました。その後、唐から帰朝した道慈が729年より住んで寺号を大安寺と改めましたが、唐長安の西明寺を模範として建立された伽藍は大安寺式の大伽藍と呼ばれ、光仁・桓武両朝にも盛大な法要が開かれています。本尊の十一面観音立像、嘶堂(いななきどう)の馬頭観音立像、収蔵庫の不空羂索観音立像、聖観音立像、楊柳観音立像、四天王立像の9体の木彫仏は、奈良時代末から平安時代初期にかけて造立されたもので、重要文化財に指定されています。 | ![]() |
奈良時代の国選歴史書である『続日本紀』霊亀二年(716)五月十八日の条に、「元興寺を左京六条四坊に徒し建つ」と書かれていますが、左京六条四坊は大安寺のあるところですので、この記事は大安寺の移建に関するものと考えられています。飛鳥寺(法興寺・元興寺)と大安寺はともに大寺と呼ばれていたために、原史に「霊亀二年に大寺を左京六条四坊に遷す」とあったのを、続日本紀の編者が、この大寺を大安寺でなく、法興寺と誤ったものと推定されています。 |
大安寺(大官大寺)の面影を訪ねて(その他) |
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