1- エリア
E.佐保・佐紀路周辺
2- 所要時間
3時間以上
3- タイプ
A.世界遺産
4-出発地
A.近鉄奈良駅
人気度
平城宮跡を散策して奈良時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
平城宮は奈良の都・平城京の中央北端に造営された宮城で、広さは東西1.3km、南北1kmで、5mの築地大垣で囲まれ、南の朱雀門が正門です。ここには天皇の住む内裏、政治や儀式を行う大極殿、朝堂院、役所、宴会を催す庭園などがありました。8世紀末に都が京都に移った後は水田になり明治になるまで、約千年もの間その場所さえ忘れ去られていました。平城宮跡は、奈良文化財研究所が発掘を通して奈良時代の歴史をより明らかにしようと調査研究している現場で、1952年に国の特別史跡に指定され、1998年には「古都奈良の文化財」8資産の一つとして世界遺産に登録されています。現在、国営平城宮跡歴史公園となり、朱雀門、東院庭園に加えて大極殿が復原されました。
コースは一例です。
ご希望に沿って自由に設定できます。
■拝観料
コース番号 | SS-100 |
所要時間 | 約4時間 |
歩行距離 | 4.3km |
対象期間 | 年中 |
利用交通機関 | バス |
みどころ | 参考コース順路(一例です。) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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◎ | 奈良近郊に巣を作っているツバメが越冬のために南に渡る時、平城宮跡のヨシ原にいったん集結して、そして集団をつくって南下します。その時期が毎年8月頃で、日中の仕事を終えたツバメが、日没前になると大群でこのヨシ原に舞い下りてきます。いくつもの集団をつくってやってきますが、着地のタイミングは実に統制がとれています。日没直前まで大空で乱舞していたツバメがその群れごとに日没の瞬間に着地するさまは、まるでよく訓練された軍隊のようです。 | |
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◎ | 日本から南下するツバメは、フィリピンやボルネオなどで越冬するものが多いようで、南半球までは行っていないようです。また、熱帯地方では渡りをしないツバメもいるそうです。 |
◎ | ツバメが家の軒先などに泥を材料におわん型の巣を作るのはお馴染みの光景ですが、その巣で寝るのはメスやヒナだけで、オスは巣の近くの民家の軒下や電線などで寝ています。また、繁殖が終わった後や渡りの途中は集団をつくって川原のヨシ原などを塒にします。つまり、泥を使って作った巣はツバメの産室で、塒はヨシ原の根元で毎夜巣帰りするのだそうです。 |
◎ | ツバメは飛んでいる虫を捕ったり、水を飲むのも浴びるのも飛びながらするそうです。そういえば、雀のように野原をピョンピョン跳ねているツバメや、カラスのように池でゆっくり水浴びをしているツバメの姿は見たことないですね。 |
◎ | 東院庭園の石組は発掘されたものが置かれています。きっと奈良時代の皇族や貴族たちが眺めていた事でしょう。また庭園の植栽は、その場所で発掘された種、枝、葉などから判明した植物です。 |
平城宮跡ゆったりコース(佐保・佐紀路周辺) |
グーグルマップで確認する |
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平城宮跡[世界遺産のピンポイント巡り](佐保・佐紀路周辺) |
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