平城宮跡ゆったりコース

平城宮跡を散策して奈良時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
平城宮は奈良の都・平城京の中央北端に造営された宮城で、広さは東西1.3km、南北1kmで、5mの築地大垣で囲まれ、南の朱雀門が正門です。ここには天皇の住む内裏、政治や儀式を行う大極殿、朝堂院、役所、宴会を催す庭園などがありました。8世紀末に都が京都に移った後は水田になり明治になるまで、約千年もの間その場所さえ忘れ去られていました。平城宮跡は、奈良文化財研究所が発掘を通して奈良時代の歴史をより明らかにしようと調査研究している現場で、1952年に国の特別史跡に指定され、1998年には「古都奈良の文化財」8資産の一つとして世界遺産に登録されています。現在、国営平城宮跡歴史公園となり、朱雀門、東院庭園に加えて大極殿が復原されました。

コースは一例です。
ご希望に沿って自由に設定できます。

■拝観料


コース番号 SS-100
所要時間 約4時間
歩行距離 4.3km
対象期間 年中
利用交通機関 バス

一般の方の申込み

学校関係の方用申込み

このコースの概要
いち押しポイント
耳寄り情報
地図

みどころ 参考コース順路(一例です。)
平城宮跡資料館
平城宮跡の発掘調査結果を展示しています。1300年前に実際に使われていたものが展示されており、それらを通して当時の人々の暮らしの一端が見えてきます。
第一次大極殿
大極殿は宮内最大の建物。平成22年4月24日復原されました。大きさは間口44m、奥行き20m、高さ27mです。ここにおかれた高御座(たかみくら)に天皇が出御(しゅつぎょ)し、即位や元日朝賀の儀式をしたり、外国使節の謁見などが行われました。平城宮で最も重要な施設であり、その名は太極星(北極星)からきています。
朱雀門
平城宮の正門で、1998年に復原されました。奈良時代、天皇や外国からの賓客など位の高い人々の送迎を行ったり、南の広場では大勢の人びとが集まり歌垣なども行われました。
場所 内容
近鉄西大寺駅 出発場所 ここでトイレを利用できます。
 徒歩移動 15分
平城宮跡資料館 20分(月曜日休館) ここでトイレを利用できます。
 徒歩移動 5分
第一次大極殿 15分(月曜日休館) ここでトイレを利用できます。
 徒歩移動 20分
朱雀門 10分(月曜日閉門)
 徒歩移動 20分
東院庭園 15分 ここでトイレを利用できます。
 徒歩移動 20分
遺構展示館 15分 ここでトイレを利用できます。
 バス移動 平城宮跡より近鉄大和西大寺駅行き 7分
近鉄西大寺駅 終了場所 ここでトイレを利用できます。
ここでトイレを利用できます。 ← 左のマークの場所では、トイレをご利用いただけます。

奈良近郊に巣を作っているツバメが越冬のために南に渡る時、平城宮跡のヨシ原にいったん集結して、そして集団をつくって南下します。その時期が毎年8月頃で、日中の仕事を終えたツバメが、日没前になると大群でこのヨシ原に舞い下りてきます。いくつもの集団をつくってやってきますが、着地のタイミングは実に統制がとれています。日没直前まで大空で乱舞していたツバメがその群れごとに日没の瞬間に着地するさまは、まるでよく訓練された軍隊のようです。
 
ツバメの塒入り」の時間帯 : 毎日、日没20分前ごろから日没まで。

日本から南下するツバメは、フィリピンやボルネオなどで越冬するものが多いようで、南半球までは行っていないようです。また、熱帯地方では渡りをしないツバメもいるそうです。
ツバメが家の軒先などに泥を材料におわん型の巣を作るのはお馴染みの光景ですが、その巣で寝るのはメスやヒナだけで、オスは巣の近くの民家の軒下や電線などで寝ています。また、繁殖が終わった後や渡りの途中は集団をつくって川原のヨシ原などを塒にします。つまり、泥を使って作った巣はツバメの産室で、塒はヨシ原の根元で毎夜巣帰りするのだそうです。
ツバメは飛んでいる虫を捕ったり、水を飲むのも浴びるのも飛びながらするそうです。そういえば、雀のように野原をピョンピョン跳ねているツバメや、カラスのように池でゆっくり水浴びをしているツバメの姿は見たことないですね。
東院庭園の石組は発掘されたものが置かれています。きっと奈良時代の皇族や貴族たちが眺めていた事でしょう。また庭園の植栽は、その場所で発掘された種、枝、葉などから判明した植物です。

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