1- エリア
B.高畑・ならまち
2- 所要時間
3時間まで
3- タイプ
A.世界遺産
4-出発地
A.近鉄奈良駅
人気度
地蔵といえば思い浮かぶのは、村の道ぞいにひっそりとお地蔵さまが立つ時代劇などでおなじみのシーン。お地蔵様は老若男女から、子供にいたるまで最も親しまれている仏様です。
7月23日は奈良市内では地蔵盆が行われる日ですので、それに因んで「地蔵めぐり」コースをご案内します。お地蔵さんにもいろいろと違ったお地蔵さんがおられますが、今回はお寺に安置されているお地蔵さんを巡るコースです。ぜひお出かけになってみてはいかがでしょうか。
コースは一例です。
ご希望に沿って自由に設定できます。
■拝観料
新薬師寺:600 福智院:400円
十輪院:400円 元興寺:500円
コース番号 | NM-300 |
所要時間 | 約3時間 |
歩行距離 | 3.5km |
対象期間 | 年中 |
利用交通機関 |
みどころ | 参考コース順路(一例です。) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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◎ | 福智院と十輪院では、お寺の方の説明を聞かれることをぜひお薦めします。家族的な雰囲気の中で、数多くの興味深い情報が聞けること請け合いです。 |
◎ | 新薬師寺の「おたま地蔵尊」のことをもっと詳しく記しましょう。 |
鎌倉時代、高畑に地蔵堂がありました。平影清が源頼朝を討つ前に、この辺りに住む母にお別れに来て、自分の弓を形見として置いていきました。母は弓を地蔵に持たせ影清の供養をしました。明治の廃仏毀釈でこの「影清地蔵尊」は新薬師寺におまつりされました。時が移って1984年、東京芸大に仏像の修理に出された高さ187cmの檜造りの「影清地蔵尊」は調査の結果、何と36の部材が無数の釘でとめられて造った衣が着せられ、中にもう一体の裸の地蔵がおられました。まるで着せ替えのお地蔵さんだったわけです。調査を終えた「影清地蔵尊」は、中は空洞の弓を持った地蔵と、新しく頭を付けた「おたま地蔵尊」の2体となって戻って来られました。「おたま地蔵尊」の名前は、胎内から玉のような地蔵さんが生まれたことによる命名だそうです。 |
◎ | お地蔵さん: |
正式には「地蔵菩薩」と言いますが、この地蔵菩薩の信仰の源は、釈尊以前のインドの神話の中の地神に求められ、大地を神格化したもので、梵語では「キシチ・ギャルバ」というそうです。「キシチは大地」、「ギャルバは胎」、すなわち包蔵するの意味で、地蔵とは大地の如く万有の母体であり、全てのものを育成し成就させる働きがあるという意味だそうです。「地蔵尊」は釈尊の依頼を受け、地蔵菩薩を信仰するあらゆる人々の苦悩を削減し、利益と恵みを与えて下さる「慈悲無類の菩薩さま」ということです。 | |
◎ | 破石町(わりいしちょう): |
この町に約2メートル立方の石があり、西大寺の東塔の心礎石を作るとき、酒30石をこの石にかけて割ったという言い伝えがあり、町名もここから生まれたと言います。また一説には、この石は境界を示す境界石であるとも言われています。 |
地蔵巡り(高畑・ならまち) |
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