伝統行事と朱雀のイベント
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春日祭 (申祭) 春日祭 (申祭) 3月 12 終日 ![]() 奈良時代の藤原氏の氏神である春日大社で春の例祭の「春日祭」が春の三月に行われます。 日 時: 毎年3月13日 場 所: 奈良市春日野町160 JR・近鉄奈良駅から市内循環バス「春日大社表参道」下車、東へ10分 お問い合わせ: 春日大社 電話:0742-22-7788 ◆春日祭の由来 この祭礼の起源は、勅祭として仁明天皇の嘉祥2年(849年)頃に春2月と冬11月の申の日に執り行われていたので、『申祭り』とも呼ばれていました。明治19年以後は春3月13日に定められました。しかし、天皇の勅使参向の勅祭として、勅使自らが司祭する氏神祭礼の精神は今も変わらず続いています。 現在の祭儀の内容は、3月10日の『辰の立榊式』に始まります。春日山中の榊を伐り出し、一の鳥居の左右の柱に立てます。3月11日の『巳の祓式』で、春日祭奉仕の祭員一同の清祓が行われ、その後『午の御酒(みき)式』で一献を土に注ぎ、土地の神を祝い鎮める儀式を行います。 3月12日には神前に新しい清砂を置く『未(ひつじ)の砂置式』が行われ、申祭り本祭の準備的儀式(前儀式)としてそれぞれ執り行われます。 13日祭り当日は、午前9時『御戸開(みとびらき)の神事』で古式神饌を供え、神宝を神前に飾ります。午前10時より勅使が参向して、二の鳥居内の祓戸神社前で『祓戸の儀』、つづいて着到殿における『着到の儀』を終えて、直会(なおらい)殿にて祭典が執り行われます。 まず献饌『御棚の神饌』を神前に供え、酒殿で醸造した濁酒(しろき)と清酒(くろき)を供える。 そして、天皇陛下より奉納の御幣物が奉奠され、勅使の御祭文奏上が行われる。 林檎の庭にて『和舞(やまとまい)』が奉納演奏され、約3時間半に及ぶ祭儀が終了する。 ◆春日大社の案内 奈良時代の神護景雲2年(768年)に、称徳天皇の勅命で左大臣藤原永手らが現在地に四所の神殿を創建されました。第一殿は鹿島神宮から、第二殿は香取神宮から、第三、第四殿は大阪の枚岡神社からそれぞれ勧請され祀られました。本殿四棟は一間社妻入りの春日造りの典型で国宝に指定されています。 ◆耳寄り情報 春日祭の神饌は特別の八種のもの(御魚八種、御精進物八種、御菓子八種)を平安期の『延喜式』に記載通りに調理されて供えられています。その中の『ぶと』という神饌は唐から渡来した揚げ菓子です。神饌のため一般に口にすることはありませんが、中に餡を入れて食べやすくした菓子が市販されています。 ◆こんなことご存知ですか? 毎年、勅使を迎えて、祭礼が始まりますが、藤原姓を名乗る勅使は西回廊にある慶賀門より参入し、他の姓の勅使の場合は正面の南門から参入し、直会殿の作合(つくりあい)の席につくことになっています。 | ||||||
薬師寺 花会式 薬師寺 花会式 3月 25 – 3月 31 終日 ![]() 白鳳時代の仏像の代表作といわれる薬師三尊(金堂)が、十種の造花(梅、桃、桜、山吹、椿、牡丹、藤、百合、杜若、菊)によって飾られる雅やかな春の行事です。およそ900年前から絶えることなく続けられています。 日 時: 3月25日~31日(7日間) 一般の拝観時間 8:30~17:00 (受付は16:30まで) 場 所: 薬師寺 (奈良市西ノ京町457) 近鉄橿原線「西ノ京」駅下車すぐ 問い合わせ先: 薬師寺 電話:0742-33-6001 ■ 折しも咲き始めた桜と競うように、3月23日午後1時より仏様のお身拭いが行われ、すべてが清らかになった金堂の中に、お正月から精魂込めて作られた秘伝の花々や壇具が供えられ法要の支度が整います。花の美しさゆえに「花会式」と呼ばれています。 ■ 「花会式」といえば華やかですが、実は「薬師悔過(やくしけか)の行法」といって練行衆の僧侶が7ヶ日夜、俗塵を断って厳しい修行に明け暮れる法要なのです。薬師如来の前にすべての罪過を悔い改めて、国家繁栄、万民豊楽、天下泰平、五穀豊穣、仏法興隆などを祈願します。この期間、華やかな花に包まれた薬師如来、日光・月光両菩薩を拝することができます。 ■ 「花会式」の由来は1107年、堀河天皇が皇后のご病気平癒を本尊薬師如来に祈願され、無事快復された皇后がお礼の気持ちを込めて十種類の造花を修二会(しゅにえ・旧暦の2月に行われる法会)の際にお供えになったことによると伝えられています。 ■ 「花会式」の法要が行われる時間表は次の通りです。 一般参拝客は《日中》と《日没》の法要に参拝できます。 日 時 3時より 4時半頃 13時より 14時半頃 19時より 20時半頃 後 夜 晨 朝 日 中 日 没 初 夜 半 夜 第1日(3月25日) ×[...] | ||||||