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法華寺 文殊菩薩騎獅像
文殊菩薩騎獅像 重要文化財 写真提供:法華寺 法華寺 文殊菩薩騎獅像(重要文化財) [鎌倉時代](写真提供:法華寺)
鎌倉時代
維摩経、華厳経に登場する、智慧の菩薩。
獅子の背の蓮華座に坐し、左手には経巻を載せた蓮華、右手には剣を持ちます。装飾品の特徴などから、鎌倉時代中期、西大寺・叡尊(えいそん)が法華寺復興にあたったのと同時代の作とみられています。X線CTスキャン調査では、舎利容器や巻物など約180点が像内に納められていることが判明しました。当時の納入方法を今に伝える学術的にも貴重な像です。法華寺HP参照
★ 法華寺ホームページへ https://hokkejimonzeki.or.jp/

★ 奈良国博『鹿園雑集』奈良国立博物館研究紀要 23ページ
  〈作品研究〉 奈良・法華寺文殊菩薩騎獅像

 

本堂⼊⼝⼊ってすぐ左⼿、格⼦の格⼦のなかに維摩居⼠坐像(国宝)が祀られています。
本堂右⼿の格⼦の中に祀られる⽂殊菩薩と対になります。
維摩居⼠は古代インドの裕福な商⼈で、架空とも実在ともいわれる⼈物です。⾝にまとった⽩⾐(びゃくえ)は在家であることを表しますが、熱⼼に菩薩の修⾏を重ね、博識者としても知られました。本像は病気の維摩居⼠を⽂殊菩薩が⾒舞い、問答をしたようすを表したものです。理性的で慈愛に満ちたまなざし、あごを引き、痩せて⾻の浮き⽴った体を反らすようにして座る姿は実に写実的で、東⼤寺の良弁僧正坐像、唐招提寺の鑑真和上坐像などと並び、肖像彫刻の傑作といわれています。
⻑い間、⿇布を漆で貼り合わせて造った奈良時代の乾漆像だとされてきましたが、2017年のX線CT撮影調査によって、本体は⽊造、⾐の⼀部が乾漆造であることがわかり、重要⽂化財から国宝に昇格しました。
維摩会の会場が法華寺から興福寺へ移ったのち、興福寺を懐かしんで像が⾃ら南東を向いたという伝説が残されています。  法華寺HP参照