興福寺・薬師寺『慈恩会』
日時:
2023年11月13日 @ 19:00 – 21:00
2023-11-13T19:00:00+09:00
2023-11-13T21:00:00+09:00
場所:
興福寺 / 薬師寺
お問い合わせ:
興福寺 / 薬師寺
毎年 慈恩大師の忌日の11月13日に南都の古寺興福寺と薬師寺で、1年交代で行われています。 | |||||||||
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◆慈恩会(じおんね)の由来 | |||||||||
この法会は、法相宗の宗祖である慈恩大師(窺基・きき)の高徳をしのび、平安期の天暦5年(951年)に当時の興福寺の別当であった空晴(こうじょう)の発願で始められたと伝えられています。 現在の法会は明治29年に再興され、興福寺と薬師寺の二寺で一年交代で行われています。まず本坊で『夢見の儀』と呼ばれる儀式が行われます。これは探題(問答の優劣を判定する役僧)が春日大社の神に祈請し、問者と答者で行われる当日の議論の論題を授かり、これを両者に授ける儀式です。床の間に春日曼荼羅を掲げ、探題がその前で般若心経を唱え、黙想の中に神より論題をいただきます。午後7時、初夜を告げる鐘の音とともに松明を先頭に入堂して、法会が午後9時頃まで続きます。 |
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◆薬師寺の案内 | |||||||||
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◆興福寺の案内 | |||||||||
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◆耳寄り情報 | |||||||||
この慈恩会の法会に懸用される薬師寺の寺宝・慈恩大師坐像絹本画像は国宝指定で、平安期の康平4年(1061年)に始行された法会から使用されているもので、この慈恩大師のお姿が爾後の大師像の典型となりました。そして、1968年に日本画家の安田靫彦画伯により修理補筆されました。 | |||||||||
◆こんなことご存知ですか? | |||||||||
この法会は古くは数日にわたり行われ、僧侶の登竜門とも呼ばれています。この法会に参加しなければ、わが国の三大法会といわれた興福寺の維摩会、薬師寺の最勝会、宮中の御斎会に参加できず、朝廷からの権律師の位階も授けられなかったそうです。 |