正倉院展
日時:
2019年11月9日 @ 09:00 – 18:00
2019-11-09T09:00:00+09:00
2019-11-09T18:00:00+09:00
場所:
奈良国立博物館
奈良県奈良市登大路町50
奈良県奈良市登大路町50
お問い合わせ:
奈良国立博物館
0742-22-7771
天平文化の精華としての正倉院宝物のほとんどのものが8世紀の遺品であり、出土品ではなく、約1250年もの間、地上で大切に保存されてきた、いわゆる「伝世品」であること、材料、技法、形、意匠、文様などに、当時の中国、インド、ペルシャなどの文化圏の国際的な交流が顕著であること、さらに由緒や年代が明らかなものが含まれるなど、世界に比類のない宝物です。毎秋の恒例として定着した正倉院展を心ゆくまでご鑑賞ください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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★展 示 物 | ||||||||||||||||||||||||||||||
出陳宝物は、聖武天皇・光明皇后御遺愛の品々をはじめ、東大寺ゆかりの仏具・献物几(けんもつき)・献物箱(けんもつばこ)、天平時代の遊戯具、文房具、染織品、文書(もんじょ)、経典等、正倉院宝物の全容が概観できるような内容となっています。[56件(北倉10件、中倉16件、南倉27件、聖語蔵3件)うち10件は初出陳を含む)] | ||||||||||||||||||||||||||||||
★由 来 | ||||||||||||||||||||||||||||||
756年、聖武太上天皇の七七忌に、光明皇太后が亡き前帝のご冥福を祈って「国家の珍宝」六百数十点に及ぶ御遺愛品を東大寺の盧舎那仏に奉納されたのが、正倉院宝物の始まりです。その後6回にわたって大仏にささげられた献物が正倉院宝物の骨格となり、その数量は最終的には一万件といわれています。これらは、その由緒・伝来の正しさ、質の高さ、さらに量的な豊富さに、他の追従を許さない神聖な宝物群です。現在は校倉の老朽化にともない、現代建築の西宝庫に護持されています。 第一回正倉院展は、終戦間もない1946年に開催されました。 |
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★耳寄り情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||
校倉造りで有名な正倉院正倉(国宝・世界遺産)は、北倉・中倉・南倉とそれぞれ異なる時期に建設されたのではないかという説がありました.しかし近年、年輪年代測定法(奈良文化財研究所)によって、奈良時代中期(750年頃)に一括して完成したことが分かりました。大仏殿から北西300メートルの所にあり、正倉院展期間中は毎日拝観(無料)できます。 (10:00~16:00まで)(通常は土・日・祝日は休み) |
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★こんなこと知ってる? | ||||||||||||||||||||||||||||||
正倉院の正倉とは、古代律令体制の中から発生したもので、本来は田租(でんそ)として国家に納めた正税(しょうぜい 正稲)を保管する主要(=正)な倉庫(=倉)のことを意味し、いくつかの正倉が塀で囲まれた地域を正倉院と呼んでいました。従って、正倉院は全国に設置され、本来は普通名詞でしたが、現在は東大寺の特定の一画を示す固有名詞として用いられています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
★なら・観光ボランティアガイドの会から | ||||||||||||||||||||||||||||||
長い星霜を経ても、今なおその輝きと魅力を保ち続ける、天平文化の精華としての正倉院宝物の数々を心ゆくまでご鑑賞ください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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★ 参考コース KG-320 「正倉院展と散策」もあわせてご覧下さい。 |