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不退寺の「業平忌」

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いつ:
2019年5月28日 @ 11:00
2019-05-28T11:00:00+09:00
2019-05-28T11:15:00+09:00
どこで:
不退寺
奈良県奈良市法蓮町
料金:
特別拝観料:大人(中学生以上)700円、小学生300円
連絡先:
不退寺
0742-22-5278

奈良の年中行事の一つにもなっている不退寺の「業平忌」は、建立した「在原業平(ありわらのなりひら)」を偲び新緑の中で盛大にとり行われます。平安時代前期の歌人で、六歌仙、三十六歌仙の一人であった業平朝臣にあやかり、歌の上達を願って和歌・俳句をたしなむ人々が大勢参拝されます。

午前11時、本堂内陣の左奥の壁に、秘宝「業平画像」を掛け、前に壇を作り、業平朝臣ゆかりのカキツバタ、黄ショウブの花を飾りつけ、真言律宗の僧侶たちによって法要が行われます。一般の参拝者は、外陣に着座して、拝観することができます。

◆不退寺の由来
都が京都に移った後も、奈良を愛し続けた平城(へいぜい)天皇は、 わずか3年の在位で弟の嵯峨天皇に譲位し、この地に萱葺きの御殿を建てられ「萱の御所」と呼ばれました。平城天皇の孫、在原業平が、自ら本尊を彫ってここをお寺にしたのが不退寺の始まりとされ、「業平寺」とも呼ばれています。
豪壮な板蟇股(かえるまた)を乗せた切妻造四脚門の南大門、業平自作のリボンをあしらった「聖観世音菩薩」を五大明王がお守りしている本堂、上部をなくした多宝塔が配され、寺というより瀟洒な邸宅の趣があります。現在の住職さんになられてから、池を中心にした境内は、500種類以上の植物に囲まれ四季それぞれの花に彩られ、「南都花の古寺」として知られるようになりました。
不退寺
◆耳寄り情報
鎌倉時代中期に建立された「多宝塔」の内部の壁板には、真言八祖が彩色されています。業平忌の当日は、不退寺最古の建造物である「多宝塔」が特別開扉されますので、どうぞお見逃しなく。
◆ミニミニ知識
本堂の内外陣を仕切っている、緑青で塗られた「業平格子」は業平朝臣が好んだ柄であったらしく、江戸時代の歌舞伎役者歌右衛門が用いたことから流行しました。現在でも、絣の着物、帯、浴衣、法被の柄として十分通用する派手な格子縞柄です。
不退寺本堂の内外陣を仕切っている、緑青で塗られた「業平格子」
◆こんなこと知ってる?
本堂左側の「業平椿」は樹齢千年以上で、昔、不退寺は「椿寺」とも呼ばれていました。「業平椿」の花は濃い紅色の一重で、藪椿とほとんど同じですが、枝がさまざまに交差し、接合するという少し変わった習性があり、ここから次のような伝説が生まれました。
業平がこの寺に住んでいた頃、近隣に愛する女性がいました。二人の仲は結ばれませんでしたが、この寺の椿は枝と枝とが触れ合って、1本になっていました。心ない木でさえこうして結ばれているのに、自分の恋はなぜ結ばれないのかと、業平はこの椿に二人が結ばれることを祈ったということです。 不退寺「業平椿」
昔は、縁結び、夫婦和合の椿としてひそかに祈りを込める人たちの参拝があったそうです。昭和36年の第二室戸台風で倒木し、現在樹齢約百年の二代目が植えられています。皆さんも願いを託してみてはいかがですか。

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